yuriのblog

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WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え! シーズン2 ・15話

 

「少年エリック12歳」

 

いじめの回で見ていてめちゃくちゃ辛かったし鬱だった。

でも捜査する側も多感な子ども時代、いろいろあったことを思い出して。

 

ほんとうにこれを見ていても思うし、自分の過去を振り返ってもだし、最近のニュースを見ていてもそうだし……子どもの世界は純粋無垢なんかじゃなくて、子どもたちには子どもたちの地獄があるのだ。それも深い深い、逃げ場のない地獄。

この回を見て思い出したことがあった。

 

この間、窓を開けて部屋でくつろいでいたら、ちょうど下校時刻の子どもたちの声が聞こえてきて、誰かの悪口を大きな声で叫び続けていた。臭いとか、よくある悪口。でもそれって人の一生を変えてしまうくらい力を持っていて、もちろん悪い意味で。私もそうやっていじめられていたことがあり、子どもたちは一瞬で走っていったからどうすることもできなかったけど、なんかフラッシュバックで辛かったし、どの時代も、大人も子どもも残酷で、もちろんその子たち(悪口を言っていた)にも地獄があって。

 

話がそれたけど、私はこの回の12歳の少年エリックにあなたは素敵だよ、ほんとうに素敵だよって何度も言いたくなった。だけどそんなの綺麗事で、学校という閉鎖された世界しかないあの頃、いつまでもあの場所にいなきゃいけない気がして未来なんて見えなかった。

ドラマという創作された世界の「エリック」だけど、どこかで元気でいたらいいな。

そして、自分だって褒められた子ども時代を過ごしたわけじゃないけど、自分の中の子どもも、抱えながら、そして養護施設で育ったこともあって、子どもたちが笑っていますように。これは綺麗事なんだけど、綺麗事でも心から思うのだった。

 

「WITHOUT A TRACE」、感情移入してしまって大変だ。それにしてもダニーという捜査官、子どもに優しくてかっこいい(彼も逆境を生き延びたサバイバーだから)。