*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章をうつしていきます。
「電車のお供にぴったり」
2016.12.12
ananで連載されていたエッセイをまとめた「村上ラヂオ」。
ささいな出来事がユーモラスに綴られています。
わたしはお風呂の中、それから電車で読んだのですが、文章が心地よくてぴったり。
というのも、時に語りかけられるような感じで。
「〜と思うのですが、いかがでしょう?」
なんていうように。
コロッケのおはなし、飛行機のアナウンスのおはなし、ブラジャーのおはなし……。
ひとつの章は短いので読みやすく、ちょっとした空き時間によかったです。
ガタンゴトン、と電車に揺られながら、窓から綺麗な景色を見ながら。
特に好きな章は「柿ピー」と「嘘」のおはなし。
柿ピーのこだわり、それからつい、ついてしまう嘘。
音楽には詳しくないのだけれど、わからないアーティストの名前や曲名が出てきても、ふしぎと面白く読んだのでした。