昨日から以前投稿していた読書サイトの文章を転載しているのですが、懐かしく、そして恥ずかしく、文章とは生き物で、そのときの自分にもう一度出会ったような気持ちになります。
そのサイトが閉鎖されることになり、わたしは大量の本を読んで、文章を投稿していた為、一気に消えてしまうのはなんだか悲しく、こちらに載せることにしたのですが、たった数年前なのに今とは状況が違っていて、というのもその頃の小説との出会いは--特に海外文学は--特別なものでした。
それまでは時々本を読む習慣はあったものの、海外文学がこんなに面白いことを、知らなかったのです。
なので、とにかく興奮して、ほとんど馬車馬のように読んで、書いて、読んで、書いてを繰り返していました。
読み返していると、その興奮がリアルに感じられて、文章は大袈裟だし、すべてに感動して打ち震えているしで、何度も書くけれど、小っ恥ずかしい。
でも、その頃があったからこその、今なので、海外文学に出会ったあの時間は、かけがえのないものだったなあとなにひとつ後悔なく、思うのでした。
そして、無知だったわたしは、そこからさまざまな物事について自分なりに考えるようになるのですが、考え過ぎて、心を病んでしまいました。
そう書くと極端でアホだなあとしか言えないのですが、その頃は本気で体調を崩してしまい……。
しかし、そこから生き方も変わり、今までにない経験もしました。
その間は読書からは遠ざかっていたのですが、今回、この転載作業を通して、またゆっくりと、ぼちぼちと、文章に触れたい気持ちが湧き起こっています。
それこそ海外ドラマのように、鬱っぽいときは「フレンズ」に助けられたし、仕事を頑張りたいときは「グレイズ・アナトミー」や「グッド・ワイフ」に力をもらっていたように。
本にもいろいろあって。
そんな感じで、また読んでいけたらな。
極端な自分が嫌になるけれど、でも極端だからこそあんなにがむしゃらに、読んだ。書いた。そのことを忘れないでいたいと思います。
まだまだ載せる文章があって、すべて移動できるか、心配ですが、記録の為、懐かしいあの頃に再会しながらやっていきたいと思います。