「リネットの場合」
ネタバレあり。
ルッキズムの回。
このドラマは20年前に放送されているけど、ぜんぜん古びていなくて、いま見ても多くの人が抱えている孤独をあらわしている。
そしてこの回でも知っている俳優が!
SATCのシャーロットの夫。名前忘れてしまったけど。続けて知っている俳優が出て見ていて楽しい。そしてシャーロットの夫は犯人ではなかった、ゲスト出演が有名な俳優→犯人であることが多いから疑ってごめんなさい(笑)。
リネットは自分に自信がなくて、テレビ番組に出て整形をする。日本でもあったよな、こんな番組。名前は忘れたけれど。
美しく生まれ変わったリネットだったけど、それでも自分のことを愛せなくて、誰かに愛してほしくて。
母親が毒親なのも辛かった。
せっかく思いを馳せていた人と一晩過ごすことになっても、ウザがられて。
あー、見ていて辛かった。
リネットにあなたは美しいと何度も言いたかった。容姿という意味だけでなく。
いかに育った環境で心を病んでしまうかも分かるし、そして整形を繰り返してもどんどん彼女は病んでいってしまって。
若い頃にこの回を見たかったなあ。
それこそ、若い頃の毎日容姿で悩む時期って本当に辛い。
今だって悩まないわけじゃないけど、若い頃はそれが原因でいじられることもあるし、でも仲間はずれになりたくなくて卑下してみたりとか、みんないろいろあるよね。
学生の頃はお金もないし、すぐに化粧品を買えるわけでもないし。
最後、元の自分に戻したリネット。
昔のそのままのリネットを好きだと、愛していると言ってくれた彼と、これから幸せな時間を過ごせますように。
もちろん変わることは素敵なことだし、私もコスメもおしゃれも大好きだし、でもいっぽうで自分自身を、少しでも愛しながら生きていけたらいいなと思う。
WITHOUT A TRACEの中でもこの回はとても記憶に残った。
良いドラマだなあ。