*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章をうつしていきます。
「舞台の観客になった気分でした」
2020.06.21
戯曲? っていうのかな、は初めてに近かったので難しいかなと思ったけど(まえにゲーテの『ファウスト』だけ読んでみたけど前半オモロイ後半ワケワカメだった)、「〜登場」とか「〜進み出て」とか書いてあるのでほんとうに舞台を観客としてみているような気持ちで読んだ。衣装や小道具や舞台上の背景など、知らないけど想像するのはたのしい。
この「お気に召すまま」は以前から本棚にあったのだけど読めていなくて、読み終わった感想はやっぱり主役的な存在の「ロザリンド」が魅力溢れているなあということと、わたしは笑いが好きなのもあって「道化」が放つ台詞がちょくちょく面白かった(表紙の後ろの人って道化なのかな、ジワる)。
あらすじは領地追われたり森に逃げ込んだり恋もあちこちで巻き起こって、途中ロザリンドが男装したりなど結構すったもんだ、あげく途中関係ない女の子もロザリンドの姿に惚れてしまうなど忙しかった。
勝手に海外ドラマの登場人物に当てはめて読んでいたら覚えやすかったし、面白くも読めた。
舞台は観に行ったことがないので機会があればみてみたいなあ、とも思ったり、それから「ロミオとジュリエット」など有名だけどまったく読んだことがないので今回を機にまた手に取ってみようかなと思った。