*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章をうつしていきます。
「悩める20代の女性へ愛あるメッセージ」
2017.01.31
カテゴリーに当てはまらない読み物だった。
実際手に取ったときはエッセイだと思っていた。
質問に答えていく形で書かれていて、本に辛抱強く聞いてもらっているような気持ちになった。
語りかけられるような文体で心地良い。
人生とはこうである、のように書かれているとひねくれものなので素直に受けとることができないけれど「ええ? そんなふうに言われちゃったの? それはひどいですねえ」なんてふうに、まるで喫茶店で聞いてもらっているみたい。
テーマはたくさんあるけれど、特に多いのが恋愛。
20代前半の女性に向けられたメッセージはときに厳しくもあるけれど心強く、わたしも20代の頃、読みたかったなあ、なんて思った。
しなやかに生きる、柔軟な考えをもつ。
そういった言葉を聞いても、どういうことかいまいち実感がなかったけれど、ほんの少し、気付けたようでうれしかった。