子どもの頃、整理整頓がほんとうに苦手で通知表にも書かれていました。お道具箱はグチャグチャだったし、もちろん家の持ち物も。
リコーダーをどこに片付けたか分からなくて、何度も先生に怒られて。
でも、大人になってから分かったのは片付けは苦手だったけど、嫌いじゃないんだ、ということ。
むしろ、今では整理整頓がちょっとした趣味の一つでもあり。
ああ、単にやり方が分からなかったんだなあと、あの頃の自分に会って教えてあげたい気持ち。
YouTubeでいろいろな生活の知恵を知ることができるようになり、めちゃくちゃ助かっている一人なのでした。
そんなふうに大人になって良かったなあと思うのは、工夫するのが楽しくなったこと。
流行りを必死に追いかけていた頃も楽しかったけれど、どんなふうにすれば心地良く、肩の力を抜いて暮らせるかなあと模索するのが楽しい。
先日、道の駅に行ったのですが、そのときドラえもんのグッズがたくさんあって。
その中にドラえもんがホッとした顔をしている小さなコンパクトがあったので、これ可愛い〜!と手にしたのですが「でもこれ、なにに使おう……」。
そこでひらめいたのが頓服入れにすること。
ふだん飲んでいる薬のほかに、特に具合が悪くなったときだけ服用しているいわゆる頓服があるのですが、なんだかそれを飲む際、罪悪感のようなものがあって。
ちょっと効きやすい薬というのもあって、たまーにしか飲まない分、飲もうか飲むまいか心が揺れるせいかもしれません。
ですがこれをドラえもんに入れたならば、なんだか敵ではなく味方というか、大事なお守りのように思えて、今後大きく体調を崩してもガサゴソと袋から取り出すよりかは、ちょっとしたことなんだけど、ドラえもんの表情と共にホッとしそうな気がしています。
これからもいろんな工夫を--誰の為でもなく自分自身が歩いてゆけるよう--できたらいいなと思うのでした。
では、また書きます。