*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章をうつしていきます。
「チボー家の人々」 1
2020.11.13
青山七恵さんの「すみれ」という小説を読んでから、「チボー家の人々」という本が気になっていた。
しかし、読もうとおもいながらそのままになっていたので、今回えいやっと読んでみることに。
読み始めてみると、
文章はそんなに難解なものではないし、冊数は多いけれどそれほど分厚くない巻もある。
また、「ジャック」が家出したところから始まり物語自体の展開も気になった。
これからたのしみに、「チボー家の人々」の世界に入ろう。
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①
一巻読み終わり、
あっという間に読んでしまったのに気付く。
めちゃくちゃ夢中で読んだ。
一巻では、ジャックとダニエルの家出が描かれていた。
ジャックとダニエルとは、互いに熱い友情をもっている。ノートに相手への気持ちを書きつらね、友情以上のおもいも、感じられる。
お互いの親や、兄や、妹たちもふたりのことを心配する。
が、彼ら少年たちは、心細いおもいを抱えながらも、自活して、ふたりでやっていくんだと、夜のまちを彷徨う。
彼らの心の中は、
思春期のさまざまな感情で入り乱れている。
そしてようやっと帰ってきた場面、ジャックの家と、ダニエルの家と、環境は違い、これからどうなってゆくだろうか。
ジャックは、ダニエルは、どんな大人になってゆくだろうか。
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二巻もたのしみに読みたいとおもう。