yuriのblog

日々のあれこれや、小説・海外ドラマ・ゲームなど、好きなことについてたくさん書いていきます。

「憧れのまほうつかい」さくらももこ

 

 

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章をうつしていきます。

 

 

「夢がいっぱい詰まった一冊」

2020.05.05

 

 

 

とても面白かった。
エロール・ル・カインという作家の作品に、高二の冬出会ったさくらももこさんは(この本にも載せられていたけれど、とても繊細で夢の中に居るような絵だった。素敵だった)とてもその一冊の絵本に感動されたのだそうで、本書「憧れのまほうつかい」では当時のエピソードや大人になってから実際に原画を観にいかれたときの旅行記や、エロール・ル・カインの影響を受けて描かれたさくらさんの絵もあって眺めているだけでも充分たのしかった。というかウットリしてしまった。漫画とは違った雰囲気の絵で色彩豊かであったかい。

それから何よりもとても笑えた。憧れの作家についてのエッセイなら、ひたすら爆笑だった「もものかんづめ」などとはまた違っているのかなあと思っていたらそんなことなくて度々吹き出してしまった。本音が爆発でたまらなかった。たくさん元気をもらえました。

巻末のインタビュー「絵についての思い出」もおもしろかった。とにかく絵を描くのが好きだったお話は、まるちゃんのことを思い浮かべながら読みました。
ちょっとズボラで片付けが苦手だけど、好きなことには真っ直ぐなまるちゃん、百恵ちゃんのことが大好きなまるちゃん、お風呂でヒロシと歌いまくるまるちゃんのことがこれからも大好きだから、いつも(これからも)パワーをありがとうございますという気持ちだった。