*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章をうつしていきます。
「再読できるのは幸せなこと」
2020.06.02
きょう思っていたのは過去に読んだ本を、ふとした時に「あの本が読みたいなあ」と思えるのは幸せなことだということです。
過去に読んだ記憶のおかげで、すべては覚えていないとしても読んでいたときの「良いなあ良い本だなあ」という気持ちが蘇ってくることがあり、あのときの感覚をきょうもまた味わいたいとそんなふうに思えます。
それできょうはこの本を読み返したくなりました。
晴れていて、風が気持ちよくて、それも関係があったのかもしれません。
歩いて外の景色を見ようと思える本だからです。
じっさいには出られない日でも、誰もがもっている幼年時代の思い出にかえれるように書かれていて、懐かしいなと思えることは、同時に今はもうそこには居ないことでもあり、だからこそ今しかない今をこの目から見ていこうと思えます。
そして最近考えていたことでもある
どうにかしようとするのでなく、
不完全なつぎはぎだらけの人生をゆっくり歩いていこうと改めて思えました。