yuriのblog

日々のあれこれや、小説・海外ドラマ・ゲームなど、好きなことについてたくさん書いていきます。

「異性」 穂村弘 角田光代

 

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章をうつしていきます。

 

 

 

「男って、女って、いったいなんだろう」

2017.02.05

 

 

 

 

「異性」は、歌人穂村弘さん、作家の角田光代さんによるエッセイ。

 

 

 

恋人同士が破局した際、男はいつまでももらった物を保管し続けている傾向があったり、きっぱり忘れられず引きずる傾向があるのに対し、女性はすったもんだの修羅場があるにせよ、別れたあとはもらったバッグも財布もすぐにゴミ箱へさよなら、翌日には友人とランチをして大声で笑っていたりする(もちろん人によると書かれている)

 

 

また男は女の最初の恋人になりたいと願うのに対し、女は男の最後の恋人になりたいと願うことが多い……など。それらをおふたりが交互に考察しあい「男って」「女って」と、読み手に様々な想像を与える。

 

 

 

 

繰り広げられるおふたりの掛け合いは、自分に置き換えて読むのも面白かった。

 

 

ほかにも「内面か外見」「別れた人には不幸になってほしいか」「おれがいないとだめな女、おれなんかにはもったいない女」など様々な角度から焦点が当てられていて、面白かった。