暑いのか寒いのかクーラーはいるのかいらないのか上着を持ち歩くべきか否か永遠に困惑している季節の変わり目、今日も日記を書きます。
さて今日はもしかすると他人の話においてまったく興味ないわと言われそうランキング上位に入るであろう夢の話。
わたしは毎日夢をみて、それがふつうと思っていたけど、夫はまったく見ないのでその時点で不思議だなあと思うのですが(じっさいには見ているみたいですね、忘れているだけとか?)その夢の住人たちとはめちゃくちゃ付き合いが長い。
困るのはそのメンバーが過去出会った人々であること。
ものすごく仲が良かったとかでなく、一緒のクラスだったような……?くらいの人も多くて、そんな人々と毎日夢で出会っているうちに関係は深まり、思い出もできていって、ときどき、それがほんとうに起こったことだと勘違いしそうになるのだった。
そのたびにいや違う、あれは夢のこと、と書き換えるのですが考えてみれば夢というのは人生の大半を過ごすわけでそうなればいつかこの世を去るときにはもしもほとんど意識がなかったとしたら見送ってくれるのは夢の住人なのでは?などと考えだすと止まらなくなるのでした。
この間読んだ川上未映子さんのエッセイにも夢の話が出てきて、分かる! と思う話がたくさんで(毎日夢を見られるのも、現実と錯覚しそうになる、というのも同じだった)明晰夢(夢のなかで夢だと認識している状態)や金縛りの話もあったのだけど体験したことがあるので、おもしろかったです。
わたしは明晰夢を見たときもうすぐ目が覚めることが分かっていたので「あのねみなさん、実は大変言いにくいのですが、わたしが起きたらあなたたちみんな死ぬんですよ……」と言って脅かして回ったことがあります。なんて意地悪なやつ。
それにしても朝起きたとき、楽しく常連と過ごした後の目覚めならいいけれどよくもあんなえげつないおどろおどろしいホラー映画をマグマ鍋で煮込んだような夢を見たなあ、あれはほんまにじぶんが考えていたことなのか? “無意識”とかよくわからんけどさあ、フロイトさんかユングさんか知らないけどお空から解説してくれよと思うのでした。
そして良識もへったくれもない地獄の世界こそがあなたであり脳であり世界です、なんて架空のお告げに怯えながらきょうもなんてことない顔ですたすた歩いていこうと思うのでした。