*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章をうつしていきます。
「ガソリンは五滴☆」
2020.06.06
「スチュアートの大ぼうけん」を読みました。
この本は、まえに読んだジョン・アーヴィングの「第四の手」に出てきたので読んでみたいと思っていたのです。
主人公は「スチュアート」。
リトル家の次男として生まれたのですが、スチュアートはハツカネズミそっくり。
身長は五センチ。
そのため家族はよくスチュアートを見失ってしまいます。
あるときお母さんは冷蔵庫のドアを、うっかりスチュアートが中にいるにもかかわらず閉めてしまい大変なことに(ぶるぶる震えて寝込むことになったスチュアート、風邪をこじらせ気管支炎に!)。
またあるときはブラインドにとじこめられて一家はスチュアートがいなくなったと大騒ぎ。
お話の合間に絵があって、
それが笑っちゃうくらい愛しいです。
スチュアート専用のちいさなベッドですやすや、
早朝ストレッチをしているスチュアート、
またあるときは授業を受け持ち、凜々しい表情。
デートの準備で張り切って、小鳥のマーガロを探す旅に出て……。
「スチュアートの大ぼうけん」はとてもおおきな物語でした。
大切なメッセージがあちこちにありました。
お気に入りはスチュアートがガソリンを入れにくるところ。
スチュアートがガソリンを“五滴”頼むところは思わず笑みがこぼれました。