苦手なこと、多々あるのですがその中でも電話。
気付けばかけるのも受けるのも苦手になって、いい大人だけどできる限り避けるようになっています。
どうして苦手なの? と聞かれたらうまく答えられないのですが、メールなら大丈夫なのに自分でもよく分からない。
人と話すときはスイッチを切り替える必要があるけれど、電話がかかってきたときはとつぜん過ぎてパニックになるのと、反対にかけるときは心の準備ができずあれこれ考えてしまうせいかも……と、書いてみるけれど、うーん、やっぱり一言で「苦手」ということになってしまう。
でも、そうでない人からすればきっとたかが電話で、この間も電話ができず落ち込んでしまったことがありました。
でも、それで言うとこの間見たアストリッドとラファエルには励まされました。
主人公の一人、アストリッドも同じく電話が苦手で、自分の特性は、自閉症とは別なのですが、あ、電話苦手って言ってもいいんだ、というか、自立したかっこいい女性像に憧れるいっぽう、そういう主人公のドラマや小説に触れると勝手に比べてしまうことがあって、でも、アストリッドのように苦手なことはあっても様々な工夫をして少しでも過ごしやすくなるようにできればいいなあと、そんなふうに思えたのでした。
そして印象に残っているのがシーズン1の何話か忘れたのですが、ラファエルが怪我をして、アストリッドに「ごめん助けが要るから電話してきてくれる?」と頼む場面。それに対し「電話はできないんです、準備がいるので」と返事、するとジャッジが入るでもなく「あ、そうなん、了解、じゃ、メールしてきてくれる、電波入るところで」とラファエル。アストリッドも「あ、了解です〜」といった感じで、なんかいいな、ラファエルのしなやかさと、アストリッドのできないことを言う強さ。
長々と電話にまつわるあれこれを書いてしまいましたが、しかしそんな今日はエイヤッとほんとうにひさしぶりに電話をかけることができました。
そして苦手であることに変わりはないけれど、ほんの少し自信が持てたのでした。
では、また書きます。