yuriのblog

日々のあれこれや、小説・海外ドラマ・ゲームなど、好きなことについてたくさん書いていきます。

海外文学二年生、一期一会という幸せ

ポール・オースター「リヴァイアサン」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「二年生最後はリヴァイアサン」 2018.11.30 はじめて読んだポール・オースターの作品は「鍵のかかった部屋」で、読みながら景…

マーク・トウェイン「トム・ソーヤーの冒険」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「トム・ソーヤーの冒険ってこんな話だったのか」 2018.11.24 タイトルしか知らなかった「トム・ソーヤーの冒険」。 今回初め…

エリザベス・ストラウト「バージェス家の出来事」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「それぞれの私」 2018.11.20 気に入るといつも続けざまに読んでしまうところがあってエリザベス・ストラウト三連続。 「オリ…

エリザベス・ストラウト「私の名前はルーシー・バートン」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「心の動き」 2018.11.16 「私の名前はルーシー・バートン」を読んだ。 先日、同じ作者の「オリーヴ・キタリッジの生活」を読…

ジャネット・ウィンターソン「オレンジだけが果物じゃない」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「まじりあう」 2018.11.13 例えばいま自分がなんらかの入れ物に入っているとして、高い壁でぐるりと囲われている間は外は見え…

カズオ・イシグロ「日の名残り」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「過ぎ行く時間」 2018.11.09 「充たされざる者」が凄く好きで、印象に残っているのだが、「日の名残り」は読んだことが無かっ…

エリザベス・ストラウト「オリーヴ・キタリッジの生活」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「寄り添う」 2018.11.04 目が覚めて、起き上がるまでベッドの中でもぞもぞと明るい場所に出るのを渋る。ポットのお湯を注ごう…

アーザル・ナフィーシー「テヘランでロリータを読む」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「想像のちから」 2018.10.11 アーザル・ナフィーシー「テヘランでロリータを読む」。私はほんとうに何も知らない。読みながら…

ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「登場人物だれを主人公に置いても読める」 2018.09.30 「カラマーゾフの兄弟」上・中・下を読みました。 ドストエフスキーの…

リディア・ディヴィス「ほとんど記憶のない女」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「恋をしちゃったんだ」 2018.09.06 報告私は一冊の本に恋をしちゃったんだ。もう絶対にこれは恋だ恋煩いだ。私は今冷静ではい…

ハビエル・マリアス「執着」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「何度も読みたい大切な一冊」 2018.09.04 ハビエル・マリアス著「執着」を読んだ。 手に取ったのは偶然で、作者のことは知ら…

イアン・マキューアン「ソーラー」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「マイケル・ビアードは私自身でもある」 2018.08.22 イアン・マキューアン著「ソーラー」の主人公マイケル・ビアードはどうし…

ケイト・モートン「湖畔荘」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「物語が持つ不思議な力」 2018.08.06 ケイト・モートンの小説を読んでいると私は自分が子どものころに戻ったような気もちにな…

トニ・モリスン「青い眼がほしい」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「私はこの物語に対して何一つ言い切れる言葉を持たない」 2018.07.24 トニ・モリスンの小説は「ホーム」しか読んだことがなか…

ケイト・モートン「リヴァトン館」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「確かにあった日々」 2018.07.21 私は読書と海外ドラマを交互に楽しむのが好きなのですが、この間までは「ダウントン・アビー…

ケイト・モートン「秘密」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「通ってきた道が結果的に“秘密”になって」 2018.06.20 誰にだって子どものころはあり、過ごしてきた年数は違えど赤んぼうとし…

ケイト・モートン「忘れられた花園」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「宝物にしよう」 2018.05.26 はあ……。ため息が出るほどおもしろくって幸せビームが毛穴中から発動されてましたわ。 なんやろ…

スティーヴン・ミルハウザー「ナイフ投げ師」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「何も分からないということ」 2018.05.18 昔から短編よりも長編が好きだった。長編はまどろっこしくまたなかなかゴールに近付…

カトリーヌ・アルレー「わらの女」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「浅はかなあなたがとても好きでした」 2018.05.15 本を選ぶとき、あまりジャンルを意識することはないのだけれど、「わらの女…

ジョン・アーヴィング「ひとりの体で」再読

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「『ひとりの体で』を想って」 2018.04.24 「ひとりの体で」を読み終わり、今は「また会う日まで」を読んでいるのだけれど(こ…

ポール・オースター「ブルックリン・フォリーズ」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「本を開けばいつだって」 2018.04.14 煮詰まったらとにかく外、窓を開けて散歩に出てチラチラと、すれ違うひとすれ違うひとを…

ジョン・アーヴィング「また会う日まで」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「同じ時間を一緒に過ごしたいから」 2018.05.10 途中別の小説を何冊か挟みながらも、ようやく「また会う日まで」を読み終わっ…

ジョン・アーヴィング「ひとりの体で」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「今でしか感じることのできなかったこの気もちを、離してはいけないのだと思った」 2018.03.31 わたしにとって三作品目のアー…

ロイド・ジョーンズ「ミスター・ピップ」再読

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「ミスター・ピップがわたしにくれたもの」 2018.03.15 本を開かなければいないのも同然であるひとびとをどうしようもなく感じ…

スティーヴ・トルツ「ぼくを創るすべての要素のほんの一部」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「どうしよう。めちゃくちゃ面白かった」 2018.03.15 いまの気もちをシンプルに表すと寂しい。なんてったってついに読み終えて…

イアン・マキューアン「未成年」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「濃密で、傷だらけで、けれどとても穏やかな日々だった」 2018.02.26 裁判官として、確実な道を歩んでいたフィオーナ。日々の…

エイミー・ブルーム「リリアン」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「まぶしいほどの強さ」 2018.02.13 どんな状況下においても前へ前へ。リリアンはそんな女性だった。 両親、夫をポグロムで殺…

スタンダール「赤と黒」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「人間らしい、ということばがぴったりの主人公」 2018.02.02 ひとりの少年が、大人になっていく過程を描いた小説が好きだなあ…

アン・モロウ・リンドバーグ「海からの贈物」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「わたしが誰よりも対話すべきはわたし自身なのだった」 2018.02.16 腰を据えてじっくりと読みたい本がある。本書「海からの贈…

カミュ「異邦人」

*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章を転載していきます。 「異邦人は教えてくれる、本来の、汚くてずるいひとりの人間を」 2018.01.31 わたしは息を吐くように嘘をつく。と同時に、相手…